特例年金制度について
年金制度の全体像
公的年金制度は、3階建ての家にたとえられています。
1階部分は全国民を対象にした国民年金(基礎年金)で、20歳から60歳までの人はすべて加入します。
サラリーマンには2階部分が上乗せされます。2階部分には、民間サラリーマンを対象にした厚生年金と、公務員および私立学校教職員を対象にした共済年金があります。
共済年金にはさらに3階部分として「職域年金部分」が上乗せされます。
農林年金は、平成14年4月に厚生年金と統合するまでは共済年金の一つでしたが、統合により2階部分は厚生年金に移行し、職域独自の年金である3階部分を「特例年金」として給付しています。
平成27年10月からは被用者年金制度の一元化により公務員等も厚生年金に加入することになり、2階部分の年金は厚生年金に統一されました。